車検を1からおさらい

ユーザー車検のやり方とは?

普通車・軽自動車ともに2年ごとに訪れる、車検の機会。実は車検手続きには2つ方法があって、お店に依頼して代行してもらう方法と、運輸支局に出向いて自ら手続きを行うユーザー車検があるのはご存知でしたか?ここでは、ユーザー車検の方法や必要な書類についてを解説します。

 

車検手続きに必要な書類やもの

これまでお店に依頼して車検代行してもらう方法以外にも、自ら運輸支局に出向いて車検手続きを行うという方法があります。それがユーザー車検です。まずは、運輸支局に行く前に準備しておきたい書類や必要なものをおさらいしておきましょう。
必要な書類は、車検証、自賠責保険証、自動車税納税証明書の3点です。車検証は原本でなくてはなりません。コピーでは不可となるため、もし万が一なくした場合は再発行しなければならないので注意。自賠責保険証は、自動車を購入した時に入らされる、いわば強制保険の証明書であり、車検の際はこの有効期間を次の車検の時まで延長しなければならないため必要となります。自動車税納税証明書は、毎年5月頃に支払う税金の支払い証明書です。
あとは、車検証に記載されている使用者欄の認め印(印鑑)と、念のため運転免許証を携行しましょう。

 

車検の手続き・手続きの前に予備検査場へ

運輸支局に向かう前に、支局内で行う検査項目と同じ内容の検査を予行演習として行える検査場に向かいましょう。運輸支局の近辺に大抵存在しており、民間企業であるため有料ですが、この予備検査場で自動車の状態を確認・調査して行った方が二度手間にならなくておすすめです。検査される内容は、ブレーキ・スピードメーターの検査、排気ガス検査や調整、サイドスリップ検査や調整、ライトの光軸検査などが主なもので、料金としては1,500〜3,500円前後が多いです。ただ、場所によっては存在しなかったり、民間人の利用がNGである可能性もあるので、事前に確認しておきましょう。
予備検査場で、整備不能な問題点・不具合が発見された場合、車検をパスすることは困難であることを覚えておきましょう。修理をして出直すか、運輸支局でとりあえず受けてみるかの判断を、整備スタッフに相談するのも良いです。

 

運輸支局での手続き

予備検査場で異常がなければ、運輸支局へと向かいます。窓口で、自動車検査票、自動車重量税納付書、継続検査申請書を受け取り、必要事項を記入しましょう。支局内に見本があるので、それに従い記入します。次に、支局内の印紙・証紙販売窓口にて、自動車重量税額分・検査手数料分の印紙・証紙を購入します。軽自動車は1,700円、普通自動車の場合は1,800円です。
書類を提出すると車検期間が2年延長されますが、強制保険である「自賠責保険」は延長されていないので、継続加入手続きを行います。支局内では取り扱っておらず、近辺に代書屋が存在するため、必ず依頼して継続させておきましょう。
自動車税納税証明書を窓口に持って行き、問題なく支払われていたら、支払済の押印がなされます。ここまで作成した書類一式を提出すれば、晴れて車検証の更新完了です。

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