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ユーザー車検で不合格になったら?

ユーザー車検で不合格になってしまうと、不安になってしまいます。ですが、不安になる必要なんてないのです。不合格になってからどうすればいいかをここで確認してみると良いでしょう。手順を知っていれば不安は解消されます。

 

当日なら2回まで再検査を無料で受けられる

ユーザー車検で不合格になったとしても、2回までは無料で検査を受けられます。2回目までは特に申請をしないでも受けられるのです。ただし、3回目からは再検査手数料が必要になります。大事なのは不合格になった理由です。理由によっては当日に再検査を受けるのが難しい場合もあります。ユーザー自身の操作ミスで不合格になった場合は、もう一度受けることで合格する可能性があります。不適格個所をようく注意して検査を受ければいいのです。不安な人は最終BOXの検査官にアドバイスをもらいましょう。車自体の軽い問題で不合格になった場合には、対処できる時もあります。ヘッドライトの光軸調整であれば、近くのテスター屋で調整も可能なのです。当日に対処できる事柄であれば、もう一度トライするといいでしょう。

 

当日以降に修理して再受験をするとき

少し修理が必要になる不具合箇所が見つかったときには、当日に再受験をするのは難しいです。ディーラーや整備工場に修理に出せば、何日か必要だからです。不具合個所を修理できたら、再検査を受けます。その場合には検査官に再検査である旨を伝えて、合格したラインを素通りして不合格箇所だけの検査を受けられます。そこで合格すれば、晴れて検査証がもらえるのです。ただし、再検査は初回の検査から2週間以内というルールが存在します。2週間以内であれば不具合個所のみの検査で合格できますが、それ以降になるともう一度始めから検査を受け直さなければなりません。手数料は再度初めて受ける検査料を払う必要があります。ですので、不具合を修正したらすぐに再検査するといいでしょう。

 

不合格になったら車には乗れなくなるのか

通常は車検証がなければ車を運転することはできません。ユーザー車検で不合格になったときには、限定自動車車検証というものを無料で発行してもらえます。これは二週間の限定車検証で、一般の車と同じように公道が走行可能です。この車検証があればユーザー車検で不合格になっても、車は動かせます。修理工場に持ち込むにしてもこの車検証がないと不便なのは間違いありません。また、不具合個所が修正されたことを確かめるために車に乗れないというのは不便です。ですので、車検証があるうちに修理や整備をして再度検査を受けるといいでしょう。また、限定自動車車検証があるので、再受験の手数料は初回の検査料よりも安くなります。ユーザー車検で不合格になってもこのような救済措置があるのです。

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