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テスター屋徹底解説!

テスター屋は、ユーザー車検のときの強力な味方です。テスター屋では、ユーザー車検を受ける前、不合格になってしまった後に、車検場と同等の検査を行って、車の不具合箇所を特定し調整してくれます。テスター屋について、費用や利用法などを徹底解説です。

 

テスター屋とは何か

テスター屋とは、運輸支局などで行う本当の車検と同様の検査(テスト)を行ってくれる業者のことで、予備試験場という呼び名を使われています。運輸支局の近くに点在していて、「テスター」や「テストセンター」の名称を営業している業者が多いようです。テスター屋は、もともと車屋などの車両関係者向けのサービスだったこともあり、中には「一般客お断り」の対応をしていることもあります。ですが、ユーザー車検を行う際にはとっても心強い味方ですので、ご利用される運輸支局の近くのテスター屋を探してみて、ぜひ利用してみることがおすすめです。大規模に運営しているテスター屋なら、一般客向けの接客に慣れているだけではなく、車検に向けてのアドバイスなどもしてくれる場合もあります。

 

テスター屋の料金

テスター屋の料金体系は、フルコース(フルセット)と部分的な検査に分かれています。フルコースとは、サイドスリップ、制動力測定、スピードメーター、排気ガス、光軸の5項目を、すべて検査するものになっています。フルコースの料金は、テスター屋にとって様々ですが、3000円~8000円程度が多いです。ただし、テスター屋で8000円を使ってしまうと、ユーザー車検の魅力の一つである車検費用の安さというものが薄れてしまいます。部分的な検査は、事前に不具合が予想される箇所であったり、車検で不合格になった箇所のみを検査し、調整してもらう方法です。料金は、箇所によっても異なりますが、1500円から3000円程度を見込んだほうがいいかもしれません。

 

テスター屋の利用方法

テスター屋は、車検前に利用する方法と、車検に不合格になった後に利用する方法に分かれます。車検前に利用する方法は、ユーザー車検を初めて受ける人や、不具合箇所の予想がついている人におすすめです。ユーザー車検が初めての人は、何かと緊張してしまいがちなので、事前に模擬検査としてフルコースを受けておくのも良いかもしれません。もちろん、費用が余計にかかってしまうのはデメリットですが、最初の一回は授業料だと思うのも一つの手になります。しかし、テスター屋の利用で一般的なのは、車検に落ちた後に利用する方法です。整備関係の業者でも、車検に落ちた場合の対処法の一つとして、テスター屋を利用します。車検に落ちた後に利用する方が、必要な箇所のみ検査と調整を依頼できますので、余計な出費をしなくても済むのもメリットの一つかもしれません。

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