車検を1からおさらい

検査ライン徹底解説!

ユーザー車検を受けるときには検査ラインに入っていって次々に検査を行っていき、最終的に合格の判定を貰えれば車検証を発行してもらえるようになっています。どのような流れになっているのかを徹底的に理解しておきましょう。

 

全体の流れをまずは把握

検査ラインで行われる内容は現場によって少しずつ違いがありますが、全体で行わなければならない項目はどの検査場で行っても同じです。検査の順序や使用する機器に違いがあるだけなので、細かな内容よりも何をしてどのような検査を行っていくのかを理解しておくのが大切になります。検査項目は次のようなものがあるのが現状です。
・同一性の確認
・外観検査
・排ガス検査
・下回り検査
・サイドスリップ検査
・スピードメーター検査
・ヘッドライト検査
・ブレーキ検査
これらを順次検査場に設置されているテスターを利用して実施したり、検査員によって行われたりして、最終的に総合判定を受け取るという流れになっています。滞りなく行えるように具体的に何をするかを把握しておきましょう。

 

検査のときに行う内容とは

検査のときには基本的には電光掲示板に記載されている指示通りの操作を行ったり、検査員に言われたように車を動かしたりすれば問題ありません。例えば、外観検査を行うときにはライト類のオンオフについて検査官の指示が下されるのでその指示に従います。ワイパーやウォッシャー液、クラクションなども必要なものであり、車に搭載されている諸々のスイッチとその動作を確認する段階です。排ガス検査のときにには装置に排ガス検査プローブを挿入して検査が完了したら外すだけで終わります。基本的な使い方は指示が記載されているのでその通りに行えば大丈夫です。下回り検査でもギアの入れ替えやエンジンの操作などの操作を指示に従って行うと終わります。

 

マルチテスターのときには簡単な諸々の点検

サイドスリップ検査については所定の位置に車を停めると自動的に行ってくれるので特に難しい内容はありません。スピードメーター、ヘッドライト、ブレーキの検査はマルチテスターが設置されている車検場の場合には一箇所で全てを終えられるので簡単です。スピードメーター検査では40キロでパッシングを行って駐車ブレーキを緩め、ブレーキを踏んで停止するという動作を行います。ヘッドライト検査はライトをハイビームにすると自動的に検査が行われるのが通常の仕組みです。この後に行われるブレーキ検査については失敗の多いところなので注意しましょう。電光掲示板の指示に従って全力でブレーキを踏んで十分に機能しているかを確認します。駐車ブレーキの検査についてはかけるだけで問題ありません。これらの点検を終えて全て合格していれば最後に総合判定が行われて車検証を発行してもらえます。

これらの検査について、海外メーカー車などはメーカー基準が異なってくる場合があります。不安であれば、やはりディーラーやメーカー専門の車検工場などで相談・もしくは車検を依頼するのも一手です。安いだけでなく、安心して車検を終えられるよう適宜選ぶのが良いでしょう。

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