+α 車検の知識

効率よくユーザー車検を終えるコツ

ユーザー車検は数ある車検の中で最も費用を抑えられますが、検査を含む全ての手続きを自分で行わなくてはいけません。そのため、事前に当日の流れを知っておいたり検査ラインでスムーズに検査を行うための準備をしてくことが大切です。今回は効率よく車検を終えるためのポイントについてご紹介します。

 

事前に当日の流れを把握しておいて必要な物を揃えておく

ユーザー車検を効率よく終わらせるためには事前に当日の基本的な流れについて知っておくことが大切になります。
まずは実際に行う検査の項目についてです。ユーザー車検は自分で検査を行うといっても検査の場には運輸局のスタッフが待機してくれているため、車の知識がなくても問題はありません。しかし、点検する箇所を事前に知っていれば車検場に行く前に自分の車が検査に通るかの確認をすることができます。もし検査に引っ掛かりそうなポイントがあれば修理をしておくことでやり直しの手間を省くことができるのでおすすめです。
そのほかにも、当日になって慌てないように、車検の手続きに必要な書類や費用についてもしっかり把握しておく必要があります。

 

検査場でスムーズに検査ができるように準備を行う

車検当日は検査場に入る順番待ちをする時間もあって、この順番待ちの時間を利用して事前に装備を外しておくといった必要な準備をしておけば検査をスムーズに行えます。
まず比較的簡単に行えるのがホイールキャップの取り外しです。車の車種によっては、タイヤにホイールキャップやカバーが付いている物もあります。検査の中にはホイールのボルトの緩みを点検する項目が含まれていて、付いている場合は外さなくてはいけません。そのため、事前に取り外しておけば無駄な時間を省けるのでおすすめです。
そのほかにも、ヘッドライトの点検でも事前に準備をしておけるポイントがあります。ヘッドライトはハイビームの検査だけでロービームは必要ありません。こちらも車の車種によってはハイとローのライトが同時に点灯する車があるので、事前にロー側を隠しておくと検査の効率が上がります。

 

万が一検査に通らなかったことを想定して早めの予約を取る

ユーザー車検を行う人は、事前にインターネットか電話で運輸局に予約をする必要があります。予約の時間は午前と午後の2種類の中から希望の時間を選べますが、効率よく終わらせたい人は午前中の予約がおすすめです。
ユーザー車検には1度の予約で3回まで検査場に入ることができる決まりがあります。つまり何らかの事情によって車検が通らなかった場合であっても、3回まではチャンスがあるのです。そのため、午前中に予約を取っておけば仮に1度で車検が通らなくてもその日の午後にもう一度検査を行うことができます。遅い時間に予約を取ってしまって車検が通らずに次の日に持ち越しといった二度手間にならないように、早めの時間帯の予約が大切です。

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